神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
戸塚区版 公開:2011年8月25日 エリアトップへ

東品濃小学校教諭で、絵本作家としても活動する 宇都木 美帆さん 神奈川区在住 36歳

公開:2011年8月25日

  • LINE
  • hatena

一人ひとりが主人公

 ○…「教員は天職。毎日が発見の連続で充実しています」。市立東品濃小学校の4年生28人の担任として教鞭を執る傍ら、子どもの個性を大切にしたストーリーと可愛らしいキャラクターが登場する「マスクシリーズ」など、絵本作家としても活躍する。「私の作品を楽しみにしてくれる子どもたちが元気の源。先生をやっているからこそ、創作意欲がわいてくる」

 ○…出身は栃木県小山市。勉強が苦手で、絵を描くことだけが好きな少女。転機は恩師との出会いだった。「中学から通い始めた学習塾の先生のおかげで、学ぶ楽しさを教えてもらった」。一度火がつけば没頭するタイプ。まるでスポンジのように知識を吸収していった。文化系のイメージがある一方で、中高6年間はバレーボール部に所属。「春高バレー」を目指すという体育会系の一面も。「日本代表の中垣内選手に憧れていました」と照れ笑い。その後、横浜国大教育学部美術家で彫刻を専攻。在学中に教員免許を取得した。

 ○…塾講師をしていた頃に「サメの顔に生まれ、そんな自分が好きではないサメの子の物語」の夢を見た。友人の勧めで小学校の教諭に転職。いろいろな子どもたちと接する間に、夢で見たサメの子と同じ思いの子が沢山いることが分かった。これがきっかけで、絵本作りを開始。15キャラクターそれぞれが主役になるストーリーが誕生した。

 ○…好物はラーメン。特に豚骨がお気に入りで、ブログでランキングを付けるほど。尊敬する人物は画家のゴッホ。その独特な色使いに衝撃を受け、ありとあらゆる文献を読み漁ってきた。地方紙での8コマ漫画の連載も決まり多忙を極めるが、復興支援として月1回は宮城県女川町まで出向く。「一番じゃなくていいから自分らしく行こう。一人ひとりが主人公なんだから」。今後も「誰もが自分に生まれてきて良かった」と思える作品を作っていくつもりだ。
 

戸塚区・泉区版の人物風土記最新6

永吉 和弘さん

この春から戸塚警察署署長に着任した

永吉 和弘さん

戸塚町在勤 54歳

4月18日

小山内 章さん

この春から泉警察署の署長に着任した

小山内 章さん

泉区和泉町在勤 54歳

4月11日

原 恒夫さん

さくらプラザでモザイクアートの40回目記念展示を行う

原 恒夫さん

戸塚区戸塚町在住 84歳

4月4日

青葉 裕子さん

東俣野町の農園で多世代コミュニティーの形成を目指す

青葉 裕子さん

東俣野町在住

3月28日

山口 キヌさん

102歳を迎えてなお、元気にスローライフを楽しむ

山口 キヌさん

平戸在住 102歳

3月21日

菅原 美穂さん

横濱花博連絡協議会の副会長を務め、マスコットのブンブンをデザインした

菅原 美穂さん

市内在住 38歳

3月14日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

  • 2月8日0:00更新

戸塚区・泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

戸塚区・泉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook