戸塚区版 掲載号:2011年9月22日号
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秋季絵画展を開催している戸塚区美術協会の会長 中島義玄(よしはる)さん 南舞岡在住 74歳

好む者より楽しむ者に

 ○…「之を知る者は、之を好む者に如かず。之を好む者は、之を楽しむ者に如かず」(孔子の論語)。戸塚区美術協会の在り方。知識よりも楽しむことを大切にしていきたい。「全ての人の絵を肯定し、理解したい。技術を高める人も、趣味で気軽に描く人も」。にこやかに饒舌に、絵画と協会への思いが溢れる。真に絵画を楽しんでいる人だ。

 ○…絵はほとんど独学。定年退職後、妻の勧めで水彩画教室に通い始めたのが始まり。教室では静物画を描いていたが、次第に頭の中に浮かぶイメージを描きたくなったため、独学で絵を描くことに。「始めに俳句が浮かぶんだ」。俳句を絵画に表現するのは試行錯誤が必要。完成に1年かかることも。協会に入ったのは絵を始めた翌年で、11年目の今年、会長に就任した。入会時に約10人だった会員は現在、35人まで増えた。展覧会の出展者は、一昨年50人、昨年71人、今年120人と年々増加している。

 ○…小学生のころに油絵に興味をもち、母に頼んだことがあった。「絵では暮らせないからダメ」。反対されるとすぐに諦めた。大学を卒業してからも絵筆を握ることはなく、就職すると化学系の研究者として仕事に没頭。美術館に行くことすらほとんどなかった。それが一転、始めると極めたくなる根っからの「研究者」。今では海外の展覧会に出展するほどだ。画風は日に日に変化している。「まだまだ学ぶことばかり」

 ○…退職後に始めたもう一つの趣味が太極拳で、これも妻の勧め。今では準師範の腕前だ。定期的に舞岡ふるさと村「虹の家」で教室を開く。「五感を研ぎ澄ます作業が絵画に似てるんだよ」。現在開催中の展覧会に一枚のアクリル画を出展している。「マダムY」。実際のモデルは別にいるが、「妻を思い描いて仕上げた作品なんだ」と頬を緩める。その傍らで頻りに照れる妻。趣味も人生も、さり気なく導いてくれる最愛の人と共に、心から楽しんでいる。
 

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