女子ラグビーチーム「TKM7」 「日本代表の拠点に」 医療法人「柏堤会」創設 指導陣、環境充実
戸塚区で12病院・施設を運営する医療法人「柏堤会(はくていかい)」所属の女子7人制ラグビークラブ「戸塚共立メディカルセブンズ」が、日夜練習に励んでいる。創設からまだ2ヵ月だが、実績ある指導陣をそろえ体制は充実。正式種目となる2016年五輪へ向け、日本代表の拠点化を目指す。
指導陣はそうそうたる顔ぶれだ。元日本代表で慶大ラグビー部を日本一に導いた上田昭夫監督を筆頭に、東芝府中ラグビー部監督やU21日本代表ヘッドコーチなどを務めた花岡伸明ヘッドコーチ、トレーナーには早大ラグビー部メディカルトレーナーだった望月麻紀さんを迎えた。週に5日、横浜FCの練習場でもある西谷浄水場(保土ケ谷区)と戸塚駅前のフィットネスクラブ「ヴィラックス」でトレーニングしている。
食事面でもバックアップ。戸塚共立第1・第2病院などを運営する同法人の病院食委託先で、横浜FC選手の栄養管理も行う「LEOC」が栄養バランスを考慮した弁当を作りサポートしている。
現在の部員は新卒6人。東海大学ラグビー部で日本代表にも選ばれた横山里菜子さんを始め、ほか5人は女子ソフトボールや硬式野球を大学トップレベルでプレーしてきたスポーツ経験者。
クラブ創設は、昭和大学ラグビー部主将や同部の監督も務めた横川秀男理事長が発案。女子7人制ラグビーが五輪正式種目になることを受け、10年前から温めていたチーム発足の構想を実現させた。
横川理事長は「実行力のある指導者がいて、環境面はこれ以上ない。日本代表を送り込む拠点にしたいし、そうなれるのではないか」。上田監督は「女子ラグビーの強化は遅れている。このチームを拠点に強化を図り、女子ラグビーを普及させたい」と話している。
まずは来夏までに交代メンバーを含め部員を12人までに増やすことが目標だ。
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4月18日