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戸塚区版 公開:2011年10月6日 エリアトップへ

トライアスロン世界選手権シリーズ横浜大会の一般女子で総合5位に入った 井上 恵理香さん 前田町出身 36歳

公開:2011年10月6日

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課題を見つけ、前を向いて

 ○…ゴールの瞬間は珍しく笑顔だった。9月18、19日に山下公園周辺で開催されたトライアスロン世界選手権シリーズ横浜大会。地元での開催に心は浮いていた。「いつもは目が三角になるほど険しい顔をしてるのに」。後で写真を確認すると、その瞬間に確かに笑っている。見知った土地に、沿道に並ぶ仲間の姿。気持ち良くフィニッシュを迎えられた。タイムは2時間30分6秒。一般女子総合で5位、35―39歳の部で2位に入った。

 ○…土日の朝は早い。ある日は、7時に海老名市の自宅を出て自転車で25Km走り、保土ケ谷区の公園でランを10〜15Km。それからまた自転車で30Km走り、平塚の海で1時間半泳ぐ。平日は週2日、出勤前にコーチの指導のもと1時間ほどトレーニング。通勤時にジョグをすることもある。笑顔の世界選手権だったが、「本当はもう少しがんばりたかった」。課題のスイムをもっとうまくやれたら。もっとできることがあったんじゃないか。いつも楽しいが、いつも課題が見つかる。そう、頭をひねりながら話す。

 ○…秋葉中、光陵高校(保土ケ谷区)時はすごい人見知りで、「学校にいてもどこにいるのって感じの子だった」。トライアスロンを始めたのは、元を辿ると「気分転換」。明治大学在学中、卒論を書いている時にジムに通い始めたことがきっかけだ。30歳手前から本格的に練習を始め、それから内に秘めていた粘り強さが発揮され始めた。今では各大会で優勝するまでになった。

 ○…「エバラ食品」で焼肉のたれを作っているが、ここでも粘る。様々な調合を何度試しても、それでもまたやりたくなる。元来の後ろ向きという性格は、裏を返すと課題を見つけられる長所にも映る。課題を克服しようと再挑戦し、その過程を継続することで、その先に―。ライフワークとして長くやっていきたいトライアスロン。子どものころを振り返り、「自分が、何かにこんなに夢中になれるとは思いませんでした」。
 

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