戸塚区版 掲載号:2011年10月20日号
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戸塚ふれあい文化祭で11月12日(土)に手話ダンスを披露する 林 康子さん 保土ケ谷区在住 70代

体と表情で饒舌な演技を

 ○…手話ダンスを始めて10年。「フラワー東戸塚」の一員として今年も舞台に立つ。始める前は、普段使う手話とダンスの手話の違いに違和感があったが、発表会で披露された障害児の演技に感動。「自分もやりたい」。すぐに楽屋に行き、手話と身振り手振り、言葉、全ての手段で気持ちを伝えた。「とにかく夢中だった」と振り返る。

 ○…3歳の時に高熱で難聴になったと母から聞いている。全く聞こえなくなったのは6歳。小学1年からろう学校に入り、身振り手振りで伝える「手まね」や、口の動きを読み取る「口語」を学んだ。高校生になるとボランティア活動を始め、高齢者と音楽を楽しむことも。「すごく喜んでくれたんです」。耳が聞こえないと言うと、とても驚かれたという。聴覚に障害を持ちながら、「人の助けになれば」と現在も精力的に活動する。

 ○…生活で不便だと感じることは山ほどある。特に怖いのは災害。3月11日は、男女共同参画センター横浜でパッチワークを教えている最中に震災にあった。健常者が逃げていく中、センターの職員が誘導してくれるまで、どうしていいのかが分からず心細い思いをした。帰り際には、手話だという理由でタクシーに乗車を断られた。しかし、筆談で「大丈夫?」と声をかけてくれる人も。「とてもうれしかった」と頬を緩める。不安が強かった分、人の思いやりも強く感じる。

 ○…今では、手話ダンスを教えるほどの腕前。年に7、8回のイベントや近隣の小学校でのボランティアなど、活動の場は徐々に広がる。健常者もろう者も大人も子どもも、一緒に楽しめることが手話ダンスの魅力のひとつ。舞台の上では、誰が健常者で、誰がろう者か見分けがつかない。本人は「まだまだ」と謙遜するが「一番ステキだった」と声をかけられることもある。「これからはもっとろう者の人に楽しさを伝えて、仲間を増やしたい」。表情豊かに饒舌に、展望を語った。
 

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