上矢部高 トイレをアート空間に 美術陶芸コース生徒が製作 利用マナーが向上
上矢部高校・美術陶芸コースの2年生40人が授業の一環で、同校の生徒用トイレの壁や扉に絵を描く「トイレアート」を行っている。2009年度から導入されているこの取り組みにより、同校ではトイレの利用マナーが向上しているという。
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同コースの生徒全員が、夏休みの課題としてデザイン案を提出。同コースの1〜3年生による投票を経て、4ヵ所のトイレに描くデザインが決定した。選ばれたデザインの発案者がリーダーとなり、4グループに分かれて作業をしている。
1階の男子トイレはコンピューター室風、女子トイレは和柄、3階男子トイレは空の模様とカクレクマノミなどの絵、女子トイレはパステル調の水玉やボーダー柄をちりばめたデザイン。それぞれ、個性豊かなトイレを製作中だ。放課後の時間も利用して2学期の終業日までに完成させる予定。
トイレの利用マナー向上を目的に、同コースの長崎悟教諭の発案で導入された。実際にアートが施されたトイレには落書きがほとんどされておらず、マナーの向上がうかがえる。「アートをしていないトイレと見比べると全然違いますよ」と長崎教諭。3階の女子トイレで作業中の北山桃子さんは「作業はとても大変。これからはトイレを大切に使ってほしい」と話した。
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4月18日