12月4日に開催される「第2回とつかお結び広場」の運営委員長 根岸 正夫さん 矢部町在住 64歳
「第二の人生へ」架け橋に
○…戸塚区内で活動する団体や個人100以上が集まるイベント「とつかお結び広場」の運営委員長を務める。イベント名にある「お結び」には、「人、地域、団体をつなげ、絆を育む」という意味が込められている。そのためには、気軽に参加できるイベントにすることが重要。「五感で体感できる」をコンセプトに、「子育て」「地域活動」「戸塚宿」などをテーマにした体験コーナーを設け、子どもから大人まで、誰もが楽しめるイベントを目指す。課題は運営の負担を軽くすること。「長くイベントを続けるためには、業務を分担して個々の負担を軽くすることが必須」。今年のイベントでは分業化などの仕組みづくりにも取り組む。
○…長年会社務めをしてきた人にとって、退職後に社会に出るのは難しいことなのだという。「特に男性には、難しいんだよ。定年を迎えたら、早めに第二の人生にギアチェンジしてほしい」。自身は、定年を数年後に控えた57歳の時、その一歩を踏み出した。なんとなく受講した「横浜市生涯学習コーディネーター講座」。これが地域活動を始める引き金になった。
○…「これからは、定年後の人と社会をつなぐ架け橋みたいな存在になりたいんだ」。昨年3月に退職するとすぐ、「第1回とつかお結び広場」の運営委員会の会員募集に応募。今では「自然大好き戸塚塾」、「戸塚見知楽会」、「とつか桜セーバー」などの団体で活動するほか、長年勤めていた「ブリヂストン」の退職者や退職予定者を社会と結びつける活動にも勤しむ。
○…仕事では、技術職や管理職を務めた。管理職は「人づきあい」も仕事の一環。この経験は地域活動にも役立っている。趣味を聞くと「料理」に「自転車」、「歴史の勉強」と、挙げれば切りがない。今は毎月5、6回の会合と打ち合わせに追われ時間が取れないが、イベントが終わったら、自転車に乗って一人の時間も楽しむ予定だ。
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4月18日