東日本大震災から1年(視察報告) 意見広告 4回目の被災地訪問 横浜市会議員 中島光徳
3月10日、11日に宮城県名取市を訪問しました。復興イベントでは、小学校の新入生に戸塚区内のご婦人手作りの手提げ鞄などを届け、甚大な津波被害があったゆりあげ地区の方々にお話を伺いました。128世帯270人が住む美田園第一応急仮設住宅の高橋善夫自治会長からも防災に関しての貴重なお話がありました。同市の先人碑には「地震が来たら津波が来るから高い所へ逃げろ」と刻まれ、受け継がれています。では、なぜ多くの犠牲者が出てしまったのでしょうか。
会長によると【1】ゆりあげには津波が来ないという住民の過信、【2】震災1年前のチリ地震で5mの大津波警報が出されたが、実際は50cm程度だった(判断を鈍らせる要因)、【3】市庁舎防災無線が作動しなかったという想定外の出来事、この3点が重なったためとのこと。
今回改めて感じたことは、【1】防災(減災)は、まず震災に立ち向かう勇気と起こる前提での準備がハード面、ソフト面ともに大切であること、【2】正しい知識と実践的な防災訓練が大切であり、さまざまな被害想定が必要であること、【3】災害直後は避難拠点でのルール作りが大切であり、防災リーダーが必要であること、などでした。被災地の方から学ぶことは多く、戸塚区の防災計画の見直しや地域防災推進に生かしていきたいと思います。今後も継続的な支援を行っていきます。
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