戸塚区版 掲載号:2012年7月19日号
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東京バレエ団に所属し、7月20日、21日に行われる横浜ベイサイドバレエに出演 斎藤友佳理(ゆかり)さん 港南区在住 44歳

バレエで目指す「芸術の街」

 ○…赤レンガ倉庫に巨大な野外ステージを設置して行われる横浜ベイサイドバレエ。ダンスの祭典「Dance Dance Dance@ YOKOHAMA 2012」のオープニングを飾るこのイベントに、東京バレエ団のプリンシパルとして、そしてハマっ子の一人としてカルメン役で出演する。

 ○…「私の内にあるものを何かの手段を通じて外に出したかった。その手段がバレエだった」と踊りに人生をかけてきた。昨年の横浜文化賞を始め、名誉ある各賞を受賞し、世界各国で公演を続けるが、カルメンは、今は亡き世界的振付家アルベルト・アロンソ氏に直接指導してもらった特別な作品。舞台の上で「自由奔放なカルメンの半生を生きる」と女優としての一面を見せると共に、バレエの魅力を伝えることに意欲を燃やす。「バレエは特別な人がやっている芸術ではありません。言葉なく演じる感情表現。音楽や振り付け、衣装、構成、演出をその場で感じ取ってもらえたら」

 ○…国内外の洗練された街と比べると、横浜は芸術文化の醸成という面で今一つと感じていたという。金沢区生まれ、港南区育ちの”生粋のハマっ子”ゆえに「それが辛かった」と苦笑い。だからこそ今回にかける思いは熱い。「横浜が『芸術の街』となるためのスタートライン。それに携われることに感謝したい。このために今日まで現役で踊ってきたんだと思うくらい」。横浜愛を真剣な眼差しで語る。

 ○…今も家族が住むモスクワと日本を行き来する生活だが、毎朝のレッスンは今でも欠かさない。一方でモスクワ舞踊大学院を2年前に卒業し、指導者の資格も得るなど、若手や子どもへの指導に力を入れ始めた。芸術文化への補助が少なくなる風潮にも「数字だけの世界ではだめ。感性や創造力の豊かさ、それが人間の原点だから」ときっぱり。「子ども達が絵を見て、音楽を聞いて、舞台を見て、そういうチャンスを与えてあげたい」。そう話して微笑んだ。
 

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