日本や世界の子どもたちの命について考えるイベント「こどものいのちをまもりたいフェスタII」が8月28日と29日、中区の赤レンガ倉庫で開催された。
主催はスマイルこどもクリニック(品濃町)。同院の加藤隆・ユカリ夫妻はスマイル医師団を結成し、数年前からイラクなどの難民キャンプで医療支援活動を行ってきた。イベントでは、同院の救命士による救命講習やイラク・シリア難民の現状報告などが行われた。ユカリ医師が書いたノンフィクションの絵本『ハニーンちゃんのお人形』の朗読や「私の命は儚くない」という歌も披露された。ハニーンちゃんは、スマイル医師団と日本イラク医療支援ネットワークがヨルダンで出会い、支援を続けたガン患者の女の子だ。戦争から逃れ、隠れて暮らす人、貧しく病気の治療が受けられない人はまだ多いという。出席したイラク大使は「これまで日本はイラクにたくさんの支援活動をしてくれた。今度は、ほんの少しかもしれないがイラクからお返しができれば」と話した。
また、海外だけでなく被災地で職を失った若者が育てたズッキーニやトマト、生キクラゲなどの販売や写真展も行われた。東京都から来た60代の夫婦は「色々考える機会になった。東日本大震災を受けてから命についてよく考えるようになった」と話した。
|
<PR>
戸塚区・泉区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|