戸塚区版 掲載号:2012年9月27日号
  • googleplus
  • LINE

横浜・野毛発祥のサンバチーム「エスコーラ・ヂ・サンバ・サウーヂ」の代表 石山 和男さん 戸塚区出身 55歳

サンバは日常の中に

 ○…「他のチームとは比較しない、俺たちは俺たちのサンバをやる。でも、一番本物のサンバを見せるんだ」。そんな誇り高き思いで挑んだ浅草サンバカーニバルで、悲願の2連覇を果たした。「これまで積み重ねてきた練習の成果が形になって嬉しい。応援してくれた地元の仲間たちにも感謝の気持ちでいっぱいです」と、喜びをかみしめる。

 ○…レコード会社に勤務していた頃、ブラジル音楽の虜に。「これさえあれば何もいらないと思うほどでした」。仕事を辞めて1年間バイクでブラジルを巡り、現地で家族や地域など、コミュニティ全ての中心にサンバがあることに衝撃を受ける。リオのカーニバルの感動冷めやらぬまま、帰国後、前年に仲間が立ち上げていたサウーヂへ入った。設立から26年が経ち、当時のメンバーも家庭を築き、その子どもが参加するなど一つのコミュニティを形成しつつある。「子連れでも全然OK。チーム皆で育てればいい。単なる踊りだけでなく、本場サンバの世界観も体現できれば」。

 ○…チーム名の「サウーヂ」はポルトガル語で「乾杯」の意味。「呼吸するように酒を呑んで」と表現するとおり、野毛の行きつけのお店で気心知れた仲間たちとハシゴ酒を楽しむ。元々は音楽が縁だったが、気づけばサンバに大道芸にと、野毛のまちにどっぷり浸かる。妻とも大道芝居が縁。普段は旅行やバイク、音楽雑誌を中心としたフリーライターとしての顔を持つ。「ブラジル人の優しさや、ストレスなんて感じないっていう大らかな気質も好き。そうなりたいね」と笑う。

 ○…「自分にとってサンバはまさに師。やり続けていれば色んなことを教えてくれる存在」。歌の解釈やその世界観から人生を学び、サンバを通じて出会った人たちはかけがえのない存在だ。「まだまだ地平線の彼方にあるけれど、目指すは本場リオのカーニバル」。静かな語り口調の中に、情熱の炎が燃えている。
 

戸塚区版の人物風土記最新6件

酒井 茂さん

中学校の美術教諭として働くかたわら油彩画の個展を開く

酒井 茂さん

3月15日号

前田 利昭さん

NPO法人化10周年を迎える「ふらっとステーション・ドリーム」の理事長

前田 利昭さん

3月8日号

HAMMER(ハマー)さん(本名 前澤 高行さん)

戸塚公会堂で音楽イベント「UNITY」を初開催する音楽アーティストの

HAMMER(ハマー)さん(本名 前澤 高行さん)

3月1日号

末岡 恵実さん

自身が手掛ける「手づくり絵本」を制作するための工房を立ち上げた

末岡 恵実さん

2月22日号

平沼 芳彩さん

かながわシニア起業家ビジネスグランプリ2018で「ベストプラン賞」を受賞した

平沼 芳彩さん

2月15日号

小倉 純二さん

3月に開場20年を迎える日産スタジアム(横浜国際総合競技場)の名誉場長を務める

小倉 純二さん

2月8日号

戸塚区版の関連リンク

あっとほーむデスク

戸塚区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

境木中吹奏楽部が演奏会

境木中吹奏楽部が演奏会

26日 鎌倉芸術館

3月26日~3月26日

戸塚区版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2018年3月15日号

お問い合わせ

外部リンク