戸塚区版 掲載号:2012年10月18日号
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送迎保育ステーション 戸塚区は利用者増 都筑、金沢区で廃止

戸塚区の送迎バス
戸塚区の送迎バス

 横浜市が保育所の待機児童と定員割れ対策として昨年度から始めた「送迎保育ステーション事業」。戸塚区を含む4区5施設で進められているが、利用のない都筑、金沢区の2施設で廃止が決まった。市は地域事情などを考慮し、今後の運用方法を検討していく。



 送迎保育ステーションは、0〜2歳児の認可保育所で3〜5歳児を朝夕一時的に預かり、日中はバスで郊外などにある指定保育所へ送迎する。駅近の立地と長い開所時間が特長で、自宅から保育所が離れている場合や、就業時間が保育所の開所時間と合わない保護者に向けたサービスとして、2011年度から始まった。

 廃止が決まった2施設は今年度末でサービスを終了。今後、都筑区では併設する0〜2歳児の保育所を継続、金沢区は0〜5歳児の保育所に転換する予定だという。

 事業を継続するのは戸塚区と旭区の3施設。戸塚区では今年度から事業をスタートし、現在の利用者は7人だ(10月11日現在)。

 委託を受けている「グローバルキッズ戸塚第二保育園」(戸塚町)の井澤くるみ園長は「開園前、送迎利用者は2、3人かと予測していた」と振り返る。他区で運用が難航している話を聞いていたが、保育所同士の事前協議で「需要がある」と見込み、スタート。定員60人に対しては大幅に下回るものの、利用者数は徐々に伸びており、手応えを感じているという。

 利用者の中には元々、指定保育所の在園児もおり、残業などで就業時間が延びることから送迎サービスを利用するようになった保護者もいる。

有効的な継続を

 「午後9時まで開所しているので、長時間保育が必要な保護者にはニーズがある」と井澤園長。「事業は始まったばかり。今後も口コミなどで利用者は増えていくのでは」と期待する。

 地域の保育事情と利用者のニーズをきめ細かく把握することは、事業継続に欠かせない。

 戸塚区では3〜5歳児の空きが市内でも比較的多い。区の担当者は「保育所整備が進み、駅前にも保育園が増える中、あえて送迎サービスを利用しようという保護者は少ないかもしれない。ただ、残業があるなどピンポイントのニーズには応えられる」と分析。「整備が落ち着いたころにどうなるか。保育ニーズは毎年変わる。長い目で見ることも必要」とも話す。

 市は今後、戸塚区の指定保育所を増やしサービスを充実させていく方針だ。保育コンシェルジュを通して事業案内もしていくという。

 送迎保育で見込む事業費は今年度、戸塚区で約1655万円(運営費、バス代などを含む法人への委託料)。現在の運営では事業費に見合っているとは言い難い。有効的に事業が継続できるよう、市には地域の保育事情と利用者ニーズの分析と把握が求められる。
 

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