東品濃小学校6年の山岸倫生(りき)君が11月18日、海老名市で開催されたスケートボードの全国大会「ムラサキスポーツチャンピオンシップ」のU─15(15歳以下)クラスで優勝を果たした。
山岸君とスケートボードの出会いは5歳の頃、兄がクリスマスプレゼントにボードをもらったことがきっかけだった。その後しばらくして、母のひとみさんが兄弟で遊ぶ姿に「どうすればもっと楽しめるか」と、親心からインターネットで調べたスケートボード専用施設に2人を連れ出した。
ボードの後方を蹴り上げて宙に高くジャンプしたり、階段の手すり状のものを滑り降りるといったそれまで知らなかった技の数々―。そこで見たスケートボーダー達の姿に魅了された山岸君は、以来、雑誌やDVDなどを頼りに独学でテクニックを学んでは、近所の公園などで練習に励んできた。
その成果もあり、8位以内でプロ資格を取得できる日本スケートボード協会主催の大会で今年は20位。目標へあと一歩のところに近づいた。一方、「日本にスケボーを広めて競う相手を増やしたい」と、月に1度新横浜で開催されるNPО法人主催のキッズスクールでコーチも務める。
生傷は絶えず、骨折や脳震盪の経験もあるが、新たな技に挑む楽しさが恐怖心を打ち消す。「できれば世界に通用する選手になりたい」。控えめに、でもしっかりと夢を語った。
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