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造園で緑化に貢献
庭付き一戸建ての減少、敷地いっぱいに建物が建ち、庭がない家も増えた近年の住宅事情。造園業を取り巻く環境は決して生易しいものではない。「造園といっても、最近は木を植えるより切る方が多くなった。庭造りはもっぱらマンションや工場の敷地内ですね」
だが、そんな逆境も逆手にとる。伐採したサクラやクヌギなどの落葉樹を、自社倉庫で半年間ほど乾燥させて薪を製造する新たな事業をスタートさせたのだ。「キャンプや薪ストーブだけでなく、災害時の備蓄燃料としても需要があるんです」。豊富なアイデアでピンチに立ち向かう。
1953年創業。造園や植栽、公園緑化工事を請け負い、戸塚区内の小中学校や公園の樹木剪定、五島美術館(東京都世田谷区)の園内改修工事ほか、横浜市が2009年に実施した「開校150周年の森」の草刈業務なども手掛けてきた。
一方、緑豊かな環境づくりにも積極的で、「よこはま花と緑のスプリングフェア」の花壇展では横浜市長賞など受賞歴多数。2008年にはカラフルな花々や鹿威しなど和洋を組み合わせた作品を出展し、2年連続で横浜市会議長賞を受賞した。「環境問題が深刻化するなかで、人と自然の共生は最大の課題。造園の仕事を通じ、緑豊かな環境を次世代に引き継ぎたい」
土にふれる喜び
造園業の傍ら、敷地を有料で開放して実施している横浜市認定貸農園「栽培体験ファーム」。日々土にふれる仕事だからこそ誰よりも自然と関りあう喜びを知り、現代の子ども達にもそれを味わってもらいたいと13年前に始めた。
一年を通して畑の耕耘から栽培、収穫を行い、自ら調理する焼きそばやけんちん汁をふるまって豊作を祝う収穫祭。日焼けした参加者の笑顔が、何よりもの活力になっている。
「親子3代の絆」を育むことも狙い。高齢者が外に出る機会を創出し、老若男女が楽しみながら家族の交流を育むために、農作業は最適の場と信じている。
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4月18日