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逆境バネに病院再建へ
1993年、倒産寸前だった戸塚共立病院を立て直すため、初めて戸塚区を訪れた。それからの数年間は、まさに猪突猛進の日々。
「まずは信頼回復が第一」。鍵となったのは救急医療だ。当時多くの病院が救急車受け入れを断る中で、自身が来てからは100%受け入れるように徹底した。
「救急受け入れは皆、辛くて大変。けれど、求められている医療を提供しなければ意味がない」。この精神が何事にも挑戦する原動力だ。新天地はまさに”逆境”そのものだったが、むしろそれがやりがいにつながった。
「必要」を形に
「医療」「保健」「福祉」を一体にしたトータルヘルスケアの確立を目指す。急性期・救急医療からリハビリ、そして療養を一貫して担うため、一つひとつそれを形にし、現在12施設を運営するまでに至っている。
横浜市二次救急拠点病院の「戸塚共立第1病院」や、「戸塚共立第2病院」を中心に、法人として年間約6000台の救急車を受け入れる。
革新的となった「戸塚共立リハビリテーション病院」(泉区)は、急性期医療を行う整形外科と回復期リハビリテーションの2つの診療科から成る施設として、多くの患者を受け入れる。
「介護老人保健施設ヒューマンライフケア横浜」や、「グループホーム彩り」では、介護分野をケア。その他にも女性専門の「戸塚共立サクラスクリニック」、夜間透析が可能な「戸塚共立ステーションクリニック」、市から委託を受け、働く母親を支援する「戸塚共立ひかり病児保育室」など地域の細やかなニーズに応えている。
4月には「横浜未来看護専門学校」(矢部町)を開校するほか、災害時に長期で医療支援し続けるチーム「TMG-TDR(Team of Disaster【災害】 Relief【救護】)」を立ち上げる。
ラグビー精神 柱に
学生時代、ラグビーに打込んだ経験から医療現場で大事にするのは「One for al
l,All for one」の精神だ。「専門職の多くが集まる現場では一人の患者さんのためにスタッフが支え合い最良の医療、保健、福祉を提供するというゴールを目指さなければ」
身を挺してボールを生かす-。地域で必要とされ続ける医療法人として、思い描くトータルヘルスケアの形を今後も追い続ける。
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4月18日