豊田ミニバスケットボールクラブ(加藤光一監督)の男子チームが、神奈川県代表として3月28日(木)から30日(土)に東京・代々木体育館で行われる「第44回全国ミニバスケットボール大会」に出場する。
戸塚区と栄区の小学生14人が所属し、豊田小学校を拠点に練習を重ねる同チーム。全国大会出場権をかけた1月の県予選では、葉山との準決勝を87対29で快勝、決勝では強豪の戸塚を32対30の僅差で下し、5年ぶりに2回目となる全国大会への切符を手にした。
5年前は大会最優秀選手に選ばれるスター選手も在籍したが、今年のチームはメンバー全員が身長160cm以下と小柄。それでも「身長差を自分たちで判断してカバー、ゴール下だけでなく、全面を使い視野を広く持つプレーを」という加藤監督の指導のもと、技術とチームワークを磨き、170cm以上の選手が所属する強豪とも互角に戦えるチームに成長した。
精神的に強いと監督が評価するキャプテン・鈴木雄馬君(6年)は全国の舞台を前に「いい経験だと思う。センターはいないけど、ディフェンスでカバーして早い攻撃で点を取りたい。県大会で対戦して負けたチームの分まで勝ちたい」と話し、チームを引っ張る。
東日本大震災の被災地復興支援も兼ねた今年の全国大会。28日の予選トーナメント初戦は被災地・宮城県代表の山王ミニバスケットボールクラブと対戦する。5年前は予選敗退だっただけに、目標は初の決勝トーナメント進出、そして「優勝」の二文字だ。小さな身体に大きな夢と期待を背負い、全国の舞台に挑む。
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