神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
戸塚区版 公開:2013年4月18日 エリアトップへ

横浜市 「食べ残し」削減に本腰 全市で協力店募り実践

公開:2013年4月18日

  • LINE
  • hatena

 横浜市は、昨年度関内地区の飲食店や宿泊施設を中心に実施した「食べきり協力店」事業を、今年度は全市で展開する。飲食店などが小盛りメニュー等の導入や持ち帰り希望者への対応などを行うことで、食べ残し等による生ごみの削減につなげることがねらい。利用者の「食」に対する意識の向上も期待される。

 「食べきり協力店」は小盛りメニュー等の導入、持ち帰り希望者への対応、食べ残しを減らすための呼びかけ、ポスターの掲示、その他食べ残しを減らすための工夫のうち、1つでも実践可能な飲食店や宿泊施設が市に登録の上、参加する。協力店は資源循環局のHP(ホームページ)で紹介するほか、ステッカー=写真=などを店内に貼り、利用者に協力店であることを示していく。

 同様の取り組みはすでに全国各地で行われており、福井県や千葉県など県単位で取り組んで成果をあげている地域も多い。

年間廃棄量3万t

 横浜市の食品廃棄物は、市が把握している2800カ所の大規模事業所だけでも年間約2万7千t。中小事業所を合わせると3万tを超えるとみられる。しかし、異物が混入しているなどの理由でリサイクルが進まないことや、チェーン展開する飲食店で処理コストがかさんでいることを受け、市は同取り組みの導入を決定。昨年6、7月に飲食店が多い関内地区で試験的に実施し、調査を行って、効果を検証してきた。

 実施後、登録店104店舗のうち、64店舗が回答したアンケートでは、約7割が「食品廃棄物が削減できた」と回答。すべての店舗が「今後も参加したい」と答えたことから、全市での展開を決めた。

 調査の中では、「飲食店のみの訴えかけでは限界を感じた。家庭や学校、職場などでの指導も必要」という声もあり、市では今後、社員食堂を持つ企業にも呼びかけていく方針。すでに市庁舎や区役所の食堂にはポスターを掲示している。

 協力店の募集は今月から始まっている。資源循環局では「多くの店舗に参加してもらいたい」とし、各区の商店街や飲食店組合などにも声掛けを行っていく。登録・詳細は資源循環局HPへ。

戸塚区・泉区版のトップニュース最新6

新区長に近藤氏

戸塚区

新区長に近藤氏

本紙に区政の展望語る

4月18日

新町名「ゆめが丘」誕生

泉区

新町名「ゆめが丘」誕生

大規模再開発が契機

4月18日

母校・明学の応援歌制作

スカパラ・茂木欣一さん

母校・明学の応援歌制作

戸塚で学生とお披露目

4月11日

開校式で新たな一歩

いずみ野小学校

開校式で新たな一歩

「学校の良さ2倍に」

4月11日

開通に喜びの声

不動坂交差点歩道橋

開通に喜びの声

関係者が「渡り初め」

4月4日

精神障害サッカーで全国へ

飛田秀樹さん(泉区岡津町)

精神障害サッカーで全国へ

「喜び分かち合いたい」

4月4日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

  • 2月8日0:00更新

戸塚区・泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

戸塚区・泉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook