国道1号線の不動坂近くにある柏尾町追分不動尊を参拝する祭礼が7月27日、柏尾町内会の主催で執り行われ、地域住民らが訪れた。
不動尊のある柏尾町は江戸時代、「雨降山」の別名をもつ山岳信仰の対象である大山の参詣者が、江戸を発って1泊目の宿場として立ち寄った地。大山に続く道の分岐点でもあり、大山阿夫利神社へ向かう道中の安全祈願をする不動尊が柏尾町に建立されたという。
100年ほど前には、地域に住む約60世帯が講をつくって毎年この日に祭礼を行っていたが、近年は高齢化で継続が困難となり、3年前からはこの伝統を残そうとする柏尾町内会が運営を引き継いでいる。
今年は8月11日に大山阿夫利神社への日帰りバス旅行も企画。かつては大山へ続く40Kmの道のりを4年間に分けて歩いたこともあり、同町内の齋藤純一会長は、「大山街道の随所に立つ看板で何度も『柏尾』の文字を目にし、改めてこの土地の歴史的な重みを感じた」と話していた。
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