市政報告 学校図書の充実と中学校昼食の状況 横浜市会議員 中島光徳
4日に行われた教育委員会の審査において、7項目18の質問を教育長等にしました。その中から学校司書と中学校昼食について、ご報告いたします。
学校司書について
昨年、教育委員会の委員の一人として推進提案した、「横浜市民の読書活動の推進に関する条例」が6月に可決されました。読書活動を推進することは、豊かな心を育み、物事を深く洞察し、自分の考えを構築する上で、とても重要であると考えています。条例では家庭・学校・地域のそれぞれについての取り組みを定めています。今回、学校図書の充実に関して質問しました。
10月からは学校図書館に学校司書125人(区内11人)が配置され、今後3年間で市立小・中・特別支援学校全校への配置が決まっています。教育委員会の審査では、学校司書について「採用状況および司書や教員等の資格を持っている人の割合」について質問し、指導部長からは「今年度は125人を採用したうち、司書・教諭・司書教諭等の資格を有しているのは99人で全体の79・2%。図書館での業務や学校図書館ボランティアの経験者を合わせると121人で、96・8%」と回答がありました。
学校司書が子どもに本の面白さを伝え、教員に必要な資料を準備するには、教育の場にふさわしい人格を備えること、また専門性を持つことが必要です。そこで「学校司書の力量向上のための研修」について指導部長に質問し、「10月1日から4日まで、学校図書館の運営、読書活動の推進、児童・生徒理解等の新採用研修を行い、その後も月に一回程度の研修を実施する」と答弁がありました。今後も研修を充実させ、学校司書が自信を持って業務に当たるように支援し、学校図書が充実するよう訴えました。また学校司書ボランティアとの関係について質問し、「読み聞かせや環境整備等が一層充実するよう、今後もご協力をお願いしていく」と答弁がありました。質問のほかに図書の購入や蔵書管理の電算化などを見据え、予算の拡充について要望いたしました。事業を成功させ、人々が集い、温かい交流が生まれ、より良い学習の場となる、横浜らしい学校図書館を作り上げることをお願いしました。
中学校昼食について
中学校昼食については、市民の皆様からもご意見を多くいただいております。本年春に、25年度中に市立中学校で、お弁当等を購入できることが決定いたしましたが、「未実施校における現在の取組状況」について質問し、「9月30日時点で未実施の20校についても、来年3月末までには弁当等の販売を開始できる見通し」と答弁がありました。戸塚区においては、未実施校である戸塚中・豊田中・舞岡中・秋葉中・境木中で来年3月までに実施されることを確認しました。
また市長は本会議で公明党の質問に対して「販売されている弁当等が栄養バランスのとれたものとなるよう、事業者に協力を求めていく」という趣旨の答弁をされました。教育委員会からは「販売している弁当の栄養バランス、ボリューム、味等について調査。結果は事業者と共有し、より望ましい昼食を提供してもらえるよう協力を求める。生徒への食育にも一層力を入れる。どのような昼食提供ができるかを再度、検討を開始している」と回答がありました。協力を求めるだけでなく、生徒自身が栄養バランスのとれたものを選択できる力を育む食育に調査結果をつなげてほしいと要望いたしました。
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市長に子育て・子ども対策 質問!4月18日 |
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4月18日