大正小児童 海外研修員と「水道」学ぶ 「こんなにきれい」
子どもたちに水道への理解を深めてもらう出前水道教室が11月7日、市立大正小学校(福浦秀一校長・児童数535人)で行われた。市水道局が市内の各小学校で実施している水道教室に、独立行政法人国際協力機構(JICA)の地域別研修コースで研修員として来日したアフリカ諸国の上水道技術者12人が参加し、同校の4年生約100人の児童と一緒に水道について学んだ。
研修員と協同で行ったろ過実験では、凝集剤を入れた濁り水を砂利に通すこと等によって透明な水に変化する様子に、児童らは驚きの声を発していた。
水道水、ミネラルウォーターなど3種類の水を飲み、一番美味しいと思ったものに投票する「きき水」では、水道水が最多得票となった。
ろ過実験を終え、「今、飲んでいる水がこんなにきれいとは思わなかった」と話したのは種市響くん(10)。実験で同じグループだった研修員に母国の水事情について質問したという。
ナイジェリアから来たヌコリカ・ヴィクトリア・アニャコラさんは「水がどのようにきれいになるのか、日本の子どもたちと一緒に体験することができて良かった」と充実した表情を浮かべた。福浦校長は「児童が水道について学習し、また様々な人との交流を学ぶ時間になれば」と話していた。
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4月18日