横浜市妊婦歯科健康診査 1年で受診率3割
横浜市が2012年10月から実施している「妊婦歯科健康診査」の受診率が、13年4月から8月で全市的に約3割となり、市の目標に届いたことが分かった。
同事業は市内に住民登録のある妊婦を対象に、指定の医療機関で妊娠期間中に1回、無料で健診を受けられるもの。妊娠中は口内環境が悪化しやすく、重度の歯周病にかかると早産や低体重児出産の頻度が高まると言われている。
市によると、全市で昨年10月から今年3月の受診者数が4185人(受診率24・4%)、今年4月から8月で4376人(同30・6%)だった。市では、他の政令指定7都市の平均受診率約30%を導入当初に目標数値としていた。
今年4月現在の実施医療機関は、横浜市歯科医師会会員で760、未加入で296。市歯科医師会では各区の医療機関をリスト化。戸塚区歯科医師会では、それを母子手帳交付時に合わせて配布されるよう、PRに力を入れてきた。また、市でも新たにチラシを作成し、今年11月から市内の産科医療機関などに配布している。市の担当者は「認知度を高め、さらに受診率を伸ばしたい」としている。
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4月18日