神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
戸塚区版 公開:2013年12月12日 エリアトップへ

区内在勤の松原さん 業務の技競い「金」 障害者の全国大会

公開:2013年12月12日

  • LINE
  • hatena
金メダルを手に笑顔の松原さん
金メダルを手に笑顔の松原さん

 (株)日立ゆうあんどあい(戸塚町)社員の松原悠樹さん(23)が、11月に千葉市で開かれた第34回全国障害者技能競技大会(アビリンピック)に出場し、オフィスアシスタント種目で金賞を受賞した。この種目での同社社員の金賞受賞は2年連続。

 昨年11月の神奈川大会で優勝し、県代表として全国大会に臨んだ松原さん。オフィスアシスタント種目で17人の都県代表と技を競った結果に「嬉しかった。普段通りの力が発揮できた」と振り返った。

 競技は文書の三つ折り、宛名のラベル貼り、封入、封書仕分けについての完成度、正確性等を競う内容。10分以内に指示された枚数を仕上げる。折り目の誤差は2㎜以内、ラベルの皺も減点になるため、器用さや集中力が求められる。

 本番では家族や同社社員ら約30人が応援に駆け付けた。応援メッセージが詰まった寄せ書きを競技テーブルに貼ったことも心の支えとなった。最終日の結果発表でスクリーンに自分の名前が掲出されると、同僚らと手をたたいて喜びを分かち合ったという。

 松原さんは県立藤沢養護学校を卒業後、福祉施設での訓練を経て、知的障害者に就労する環境を提供する同社に入社した。職場では主に郵便物の仕分け等を担当している。

 同社担当部長で障害者職業生活相談員でもある今野明さんによると、松原さんはマイペースで真面目、「業務の正確性は心配ない」というほど。それらが大会出場への推薦理由でもあり、松原さんの「これからも、もっと頑張っていきたい」という力強い言葉に、今野さんは「ぜひそうしてほしい」と答えていた。

 同社では仕事へのやる気やチャレンジ精神を育もうと毎年、同大会に数人の社員を出場させている。業務部長の松山明さんは「同僚が大会に出場することで職場の一体感が強まる」と話していた。

寄せ書きも大きな力に
寄せ書きも大きな力に

戸塚区・泉区版のトップニュース最新6

新区長に近藤氏

戸塚区

新区長に近藤氏

本紙に区政の展望語る

4月18日

新町名「ゆめが丘」誕生

泉区

新町名「ゆめが丘」誕生

大規模再開発が契機

4月18日

母校・明学の応援歌制作

スカパラ・茂木欣一さん

母校・明学の応援歌制作

戸塚で学生とお披露目

4月11日

開校式で新たな一歩

いずみ野小学校

開校式で新たな一歩

「学校の良さ2倍に」

4月11日

開通に喜びの声

不動坂交差点歩道橋

開通に喜びの声

関係者が「渡り初め」

4月4日

精神障害サッカーで全国へ

飛田秀樹さん(泉区岡津町)

精神障害サッカーで全国へ

「喜び分かち合いたい」

4月4日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

  • 2月8日0:00更新

戸塚区・泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

戸塚区・泉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook