市立豊田中学校の男子バスケットボール部と男子器械体操部は、それぞれ11月30日に開催された市新人戦で優勝を収めた。
バスケットボール部の決勝戦の相手は市立原中学校(瀬谷区)。これまで公式戦で勝ったことのない難敵に、この日は第1クォーターこそ16対8と大きくリードを許しながら、その後は持ち直して一進一退の攻防に。最終盤に1点を勝ち越すと、残り1分を必死に守り抜き頂点に立った。
チーム平均身長は約165cmで、強豪と比べて小柄。だが、キャプテンの坂本樹君(2年)は、「体格差をカバーするために走り負けないよう練習してきた」、また顧問の細木恵臣教諭は、「小学生のミニバスケットが盛んな地域。辛い練習も自主的に取り組む雰囲気がチームの伝統としてある」と強さの秘訣を語った。
4種目(ゆか・あん馬・跳馬・鉄棒)の合計点で競う団体戦で、94・150点と2位に約10点差をつけて優勝した器械体操部。6人の部員ほとんどが中学から体操を始めたが、毎朝7時に始まる朝練や、週末は設備が整う近隣の高校や大学に遠征して練習するなど着実に実力を蓄えてきた。
顧問の佐藤弘典教諭は、「器械体操は恐怖心がつきもの。何が怖いかを聞き出して解決方法を導き出し、楽しく自分のためになるトレーニングを提供している」。キャプテンの小野晃司君(2年)は、「気持ち次第では1週間でも力がつく。皆初心者だったけれど、練習中は互いにアドバイスしあい、真面目に取り組むことで技の成功率が上がった」と話していた。
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