上矢部高・森田さん 陶芸で県代表に
県立上矢部高校美術陶芸コース2年生で陶芸部部長の森田晶子さんの陶芸作品が、「第60回神奈川県高等学校美術展」(11月27日〜12月1日、神奈川県民ホールギャラリー)でトップの教育長賞を受賞した。
作品名は「青泥彩吹付黒泥大壺『晩靄(ばんあい)・湖上』」=写真。高さ70cm、奥行き50cm程の大きさの壺に、夕暮れの湖上に立ち込める靄(もや)のような情景を作り出した。
森田さんは「自信を持って臨んだが、展示会で強豪校のレベルの高さに圧倒された。賞を取れるとは思っていなかったので、本当にうれしい」と受賞を喜んだ。 制作期間は約2カ月。作品に高さがあるため、焼くとバランスが崩れてしまうなどの苦労もあった。「作品を運ぶのも大変だったが、部員が手伝ってくれた。皆のおかげで感謝している」と振り返る。テーマは顧問の助言も受けながら「霧か靄のイメージで」と決めた。
同展には県内の高校から704点が出展。うち、森田さんの作品を含めた入賞作品15点が2014年7月に茨城県美術館で開催される「全国高等学校総合文化祭」に県代表として出品される。森田さんは「全国のレベルの高さが楽しみ。出品者と話したり、技法を学んだりしたい」と笑顔で意気込みを語った。
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4月18日