商売繁盛や家内安全、五穀豊穣などのご利益を求めて参拝する七福神。全国各地で定着しつつある正月の風物詩が、今年から戸塚の地にも誕生する。
* *
郷土史を学ぶ講座などを企画している「戸塚歴史の会」。昨年から近隣の鶴見区で七福神めぐりが始まったことを機に、会員の間では「東海道五十三次のなかでも大きな宿場町の戸塚にも七福神を」との声が急速に高まった。
昨秋には戸塚見知楽会、とつか宿お休み処、泉区歴史の会などに協力を求め、戸塚宿・七福神めぐり推進協議会(有馬純律会長)を結成。本格的な活動が始まり、会員らは企画趣旨に賛同を得た旧東海道沿い8カ寺にまつる像の購入資金集めや各寺院で参拝後に押印するスタンプの制作など、実現に向けて奔走した。
何度も下見を重ねたコースは全行程で約10Km。3時間程度で回ることができるほか、高低差がなく、歩道もあり、高齢者でも気軽かつ安全に参加してもらえるよう検討を重ねたという。
「七福神めぐりが仲間づくりや健康づくり、街の活性化に少しでもお役に立てれば」と有馬会長が話すように、地域では賑わいの創出への期待も大きい。
コースの一部にあたる戸塚西口ルート1商店会では、「これまで商店会は『駅の裏通り』という位置づけだったが、七福神めぐりではメイン通りになる。人通りが増えて活気につながれば」。また、戸塚にゆかりがある男性らにより、早くも「戸塚七福神」と題した歌が完成するなど、地元は歓迎ムードに包まれている。
実施期間は1月5日(日)から12日(日)、各日午前10時から午後4時まで。スタンプの台紙は、宝蔵院、親縁寺、清源院で会員が販売する。詳細は【電話】045・895・0357、櫻井さんへ。
|
<PR>
戸塚区・泉区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>