新春インタビュー 希望ある「とつか」に 葛西区長 抱負を語る
本紙では2014年の年頭にあたり、葛西光春戸塚区長に新春インタビューを行った。戸塚駅西口再開発事業が完了した昨年を「新しい歴史の始まり」と振り返るとともに、地域等との連携により「希望を持って生活できる『とつか』」に向け区政を推進する方針を示した。(聞き手/本紙編集長・木曽祐司)
――昨年を振り返って、総括をお願いいたします。
「昨年、3月の戸塚区新総合庁舎の完成とともに、戸塚駅西口の再開発事業が完了し、8月には区民文化センターさくらプラザも開館しました。2013年は、戸塚区にとって、まさに新しい歴史の始まりの年となりました。
4月からは、地区担当制を導入し、区役所と地域の皆様の顔の見える関係づくりを大切にして、様々な取組を進めてまいりました。また、商店街活性化を目的としたパネル展やコンサートの開催、明治学院大学との連携協力協定締結等をはじめ、様々な事業で商店街や企業、大学等の皆様とも、連携を深めることができた1年だったと思います」
――戸塚駅周辺の再開発事業が完了、それに伴い区役所が移転してもうすぐ1年が経ちますが、区民の反応はいかがですか。
「18区中随一である駅直結型というアクセスの良さもあり、新庁舎に多くの区民の皆様が訪れてくださるようになりました。今まで区役所を訪れたことがない方も、区民広間や情報コーナー、屋上庭園、『とつかの子育て応援ルームとことこ』等に気軽にお立ち寄りいただいているようです。一方で、庁舎の案内表示が分かりにくい等のご指摘もいただいています。今後も、さらに使いやすい庁舎を目指してまいりたいと思います」
――これまでの4年間、区政運営方針の基本目標に「ともに つながる 活気あるとつか」を掲げてきましたが、成果は?また今後の取組をお聞かせください。
「『つながり』を大切にした取組では、12年4月から区内の地域ケアプラザや民間事業者等と協力して、高齢者等をゆるやかに見守る『みまもりネット』を開始しました。登録いただいた事業者の方だけでなく、地域の方からも連絡をいただくなど、地域の見守り体制づくりが進んでおります。
災害対策では、乗降客数が市内第2位である戸塚駅ならではの取組として、帰宅困難者対策に取り組んでいます。
11年度から、関係機関、団体、事業者等の皆様とともに様々な対策を検討し、訓練を実施するなど、災害時に向けた連携も進んでいます」
――戸塚区の今年の重点項目をお聞かせください。
区長新春インタビュー親しまれる区役所を
「地域の方をはじめ、大学や企業等との連携を行い、地域の活性化、高齢化への対応や切れ目のない子育て支援など、区民の皆様が安心と安全を実感でき、希望を持って生活できる『とつか』に向け、区政を推進してまいります。
――区民へのメッセージをお願いします。
「日ごろから防犯や防災、ヨコハマ3R夢(スリム)プランへの取組や戸塚ふれあい区民まつりなど、多くの区民の皆様にご支援、ご協力をいただき、この場をお借りしてお礼申し上げます。
再開発事業の完了により、戸塚駅前が新しく生まれ変わったところですが、この1月には『戸塚大踏切デッキ』が供用開始され、これまで大踏切で分断されていた駅の東西がつながり、駅前の利便性がさらに高まることとなります。
戸塚区役所でも、区民の皆様に気持ちの良いサービスを提供できるよう、職員一人ひとりが創意工夫を凝らして、皆様に親しまれる区役所を目指してまいります」
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4月18日