神奈川県指定文化財の聖徳太子立像が納められている下倉田町の永勝寺で1月25日、消防訓練が行われた。これは1949年に法隆寺が全焼したことを受けて制定された「文化財防火デー」にちなんで行われたもので、子どもから高齢者まで地域住民も多数参加した。
訓練では立像を運び出した後、地域住民や消防団がバケツリレーにより初期消火を実施。さらに戸塚消防署が出動して放水を行い、火災は鎮火した。
田口壽人住職は、「立像は下倉田の人たちにより800年近く守られてきた。今もこうして訓練に地域の方々が多数参加してくれるのは心強い」。また、「心のつながりは、伝統や歴史を大事にすることで築かれる。何かの時に皆で助け合う気持ちを育む場でもある」と、訓練の意義について話していた。
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