明治学院大学ボランティアセンターでは、「Do for Smile@東日本」プロジェクトと題し、被災地の支援活動を行ってきた。その活動の一つとして、冊子が2冊発行され、このほど希望者への無料配布が始まった。
発行されたのは、2012年のVol.1に続く『吉里吉里から 今、伝えたいことVol.2』、英語版フォトエッセイ『Otsuchi』。岩手県大槌町の吉里吉里地区には、延べ674人の学生が足を運んでいる。継続的な活動の中で現地の人から聞いた、震災当時の様子やふとしたときに出た本音などが学生たちの心の中に蓄積されていった。「他の人に伝えなければ」
今回『吉里吉里から〜』では、人々の「魂」であり、「生きがい」でもある伝統の祭りを特集。神輿や鹿子(しし)踊り、大神楽、虎舞などを取材。学生も実際に祭りに参加した。「未来も見えない中で歯を食いしばっている人がいる」。この言葉を原動力にしてきたとメンバーの大平莉佳さん(2年)は話す。
『Otsuchi』はニュージーランドからの留学生が中心となり、編集を行った。がれきが残る学校跡地で遊ぶ子どもや多くの人が集まる祭りの様子など23枚の写真がまとめられている。同大の留学生や大槌町を訪れる外国人にも配布される。
冊子については同大ボランティアセンター【電話】03・5421・5131へ。希望者はFAX(電話番号と同じ)、または【メール】voluntee@mail.meijigakuin.ac.jpへ。数に限りあり。戸塚図書館などにも寄贈される予定。
|
<PR>
戸塚区・泉区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|