戸塚区内からも多くの園児が通う初音丘学園(渡邉眞一園長)が参加したプラスチック製品の回収とリサイクルを推進する『PLA―PLUS(プラプラ)プロジェクト』が、2カ月の回収期間を終了。集まったプラスチックなどが3月26日、事務局に手渡された。
1月15日からスタートしたこの事業は、大手スーパーやメーカーが参加し、おもちゃや文房具などのプラスチック製品の回収を全国規模で行っているもの。園児が登園時に家庭からもってきたプラスチック製品を園内に設置された箱に入れるシステムで、最終日の3月15日までに40箱を回収。回収量は大手スーパーを上回るという。この期間に、(株)NTTドコモの携帯電話リサイクル事業回収実証実験にも参加。自宅で不要になった携帯電話を専用封筒に入れて回収した。
同園の渡邉晶園長補佐は、「保護者の協力があってこそ。愛着あるおもちゃでも、ごみではなくリサイクルなら出しやすい」と分析。保護者からは「子どもがリサイクルに興味を持つきっかけになる」「お店に回収箱があっても子連れではなかなか大変。幼稚園や小学校の方が便利」などの意見があり、「このまま引き続きやって欲しい」との声が多くあったという。
事務局を担当する日本環境設計の中村崇之さんは、「今回は、生活動線の中に回収箱を設置したのがポイント。今後リサイクルは技術よりも回収することに重点がおかれる」と話す。同園では、「これからも続けていきたい」と話している。
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