公文国際学園(小雀町)高等部2年の原尾勇貴さんの作品など、60編が掲載された『ショートショートの花束6』(講談社)が4月15日に発売された。
同書籍は、講談社主催のショートショート・コンテストで選出された作品をまとめ、単行本として毎年発行しているもの。コンテストは故・星新一氏を選者として1978年に始まり、現在は阿刀田高氏が選者を務めている。毎月優秀作品5編が選出され、雑誌『小説現代』で発表されている。
今回掲載された原尾さんの作品は、中等部2年の時に選ばれた『ゴート・ポストマン』。戦争を続ける白ヤギ国と黒ヤギ国を舞台に、郵便配達人が王から託された停戦の国書を相手国へ届けようとする物語。童謡『やぎさんゆうびん』がモチーフとなっている。阿刀田氏は、13歳という若さにもかかわらず高得点に値する作品と評価している。
「2000字の中で言いたいこと、感動を伝えることは難しい。応募までには何度も推敲を重ねた」と原尾さん。作品が掲載されたとわかった瞬間、思わず「にやついてしまった」と当時を振り返る。
全国で販売される書籍に名前が載るのは初めてのこと。だが、名を連ねる他の作者の中には何度も掲載されている常連もいる。「そろそろ久しぶりに応募してみようかなと思っています」と話している。
戸塚区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>