戸塚消防署長として安心・安全な街づくりに尽力する 坂本 浩さん 泉区在住 53歳
守る力を高めるのも役割
○…4月1日に戸塚消防署に着任。満開の桜と花見客で賑わいを見せる柏尾川の戸塚桜まつりにも足を運んだ。ドリームランドがあったころに区内(深谷町)に住んでいたことがあるというが、当時からは20年以上の時が経った。駅周辺の再開発が進み、生まれ変わった戸塚の姿に驚いた様子を見せる。一方で「戸塚区は歴史や自然も多い。これからを楽しみにしている」と期待を口にした。
○…消防局の総務課長、港北消防署での初めての署長職を経て、戸塚消防署へ。着任後、2町内会が5年ぶりに無火災で表彰を受けたり、人命救助や初期消火による感謝状の贈呈が行われたりと、立て続けに区民の活躍に触れる機会があった。面積が市内最大の戸塚区では、管轄地域が広いため、各地区の消防団や区との連携を密にし、フットワークよく区民の安全・安心を守ることが大切と考える。そのためには「職員一人ひとりの力を高めることで、チーム力を高め、区民に信頼される消防署に」と語るまっすぐな目からは熱い思いが感じられる。
○…体を動かすことが好きで、署長になった今も休日もジムに通い、トレーニングに励んだり、ゴルフやスキーなどのスポーツを楽しんだりしている。消防の現場では自分自身のためではなく、人を助け、守るための体力が必要となる。「若い職員と一緒にいい汗を流して働けたら」とさわやかな笑顔を見せる。
○…火災で最も多い原因は放火。火災の被害が少ない「放火させない、されない街」は消防団が訓練を行っている、住民の目が行き届いているなど、防災・減災への関心の高さによるものという。人や街を守るには公助だけでなく「自助・共助」も重要となる。そのために地域住民への情報発信をこれまで以上に行いたいと話す。災害が起きてから助けるだけではなく、防災・減災の力を高め、街を守ることも役割の一つ。その思いを胸に職務に臨む。
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4月18日