14年度区政運営方針 総合力でより良い戸塚へ 各部署の取組みも公表
戸塚区はこのほど、2014年度の目標や、その達成に向けた取組みを示す区政運営方針を発表した。「ともに つながる 活気ある とつか」という基本目標のもと、具体的な施策や、目標達成に向けた組織運営等を明記し、「チームとつか」の総合力で地域支援の充実や区民満足度の向上を目指すとした。併せて各部署の取組みも公表した。
戸塚区では基本目標を継続しており、今年度で5年目。目標達成に向けた施策として【1】「地域の絆」づくり【2】安全を実感できるまちづくり【3】誰もが安心して暮らせるまちづくり【4】活気に満ちた魅力あふれるまちづくり【5】きめ細やかなサービスの提供――を掲げた。
地区担当制は継続
【1】では、自治会町内会への加入促進に取り組むほか、地域でニーズの高い「家具の転倒防止」や「庭木剪定」などを支援するハウスメンテナンスマスターの養成講座を実施する。さらに技術の習得者が活動する際の初期経費の助成も行う。
13年度に導入した地区担当制は継続する。17の連合町内会ごとに職員2人を配置し、地域課題の解決などに向けた地域の取組みを支援する。13年度の活動では、連合町内会の定例会に担当職員が参加することで、それまで以上に地域と行政のコミュニケーションが活発化したという。
地元ブランドづくり
【4】についての主な事業では新規が3つ。「とつか音楽の街づくり事業」では、区を中心に音楽活動をする人に演奏の場を提供し、区民に音楽に親しむ機会を提供することで、「音楽の街とつか」としてのブランド力を高める。
「とつかブランド向上事業」では、区内の優れた商品を「とつかブランド」として認定し、ホームページ等で広くPRするなど、戸塚の魅力を発信する。「戸塚に来ればこれ(この商品)がある」とのイメージをつくることで、土産にもなる商品を認定するという。
「環境未来都市間交流による地域活性化事業」では、北海道下川町の先進的な取組みについて、区内を中心とした企業を対象に視察・研修を実施し、市と同町の企業間交流・情報交換等を支援することで地域活性化を図る。
「チームとつか」で力を発揮
目標達成に向けた組織運営で前面に掲げたのが「チームとつか」の総合力の発揮。【1】サービス力を高める人材育成【2】おもてなしの行政サービス【3】「協働・共創」の視点を大切にする職場づくり――を軸とし、区民や自治会町内会、団体、企業、学校等と連携して各施策・事業を進めることで地域支援体制の充実を図る。区役所内でも各課の連携を強化し、区民満足度の向上を目指す。
区民サービス向上へ
区役所の各部署ではこれまでも区民サービスの向上等を目的に業務を進めてきたが、今回の区政運営方針では各課の具体的な取組みを初めて公表した。
区政推進課では、地域に寄り添い区民とともに考え、戸塚の魅力を発掘・発信していくと掲げた。区民の利用が多い戸籍課では、職員全員がおもてなしの心を持ち、常に親切で丁寧な対応を心掛けるとした。
区担当者は「地域と行政、地域と地域、区役所内の連携、『つながり』を推進していきたい」と話す。
区役所9階で閲覧・配布
区政運営方針は区ホームページで公表しているほか、戸塚区役所9階区政推進課で閲覧可、配布もしている。
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4月18日