税理士会戸塚支部 明学大で租税教室 通年授業として実施
東京地方税理士会戸塚支部(板倉幸子支部長)は5月23日、明治学院大学横浜キャンパスで、大学生約300人を対象に租税教室を実施した。
支部創立30周年事業の一環として2013年4月から寄付講座を年間30回開催し、今年が2年目。講師は主に同支部に所属する税理士が交代で務めている。戸塚税務署によると、税理士会支部による大学での通年授業は全国でも稀。講義を受けた学生からは「税について知ることができて新鮮」「アルバイトに役立つ」といった声が寄せられているという。
今回のテーマは「みんなに身近な税」で、講師を務めたのは高田範昭戸塚税務署長。講義を前に「学生さんに税金の意義や役割を正しく伝えたい」と話した。講義では▽税の仕組みや役割▽変化する社会・経済の構造▽国の財政の現状―などについて説明した。
先週分の授業に対する学生からの質問に答える時間も設けられ、「学生のアルバイト料が103万円を超えた場合の税率は?」「消費税のない国は?」などの質問に、税務署職員が返答した。
同支部の新福総一副支部長は「高田署長の話を、生きた社会経験者の話として聞いてもらえれば」と話していた。
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4月18日