小中高校生 いじめ防ぐ具体策考える 第2回 横浜子ども会議
市内の小中高校生らが主体となって、いじめをなくすための対策を考える「横浜子ども会議」が今年も各地で開かれ、戸塚区では7月10日、戸塚区役所で行われた。
横浜子ども会議は、昨年から市主催で実施されており、各区代表の児童生徒による全体会議では「想(おもい)〜相手と心から向き合おう〜」というアピール文を採択した。
アピール文に対する具体策を考えるのが、今年の取組み。【1】一人ひとりを大切にするためにできること【2】学校のみんなでできること【3】まちの人とできること――の視点から議論を進めた。
戸塚区の子ども会議には32人が参加した。9つの中学校ブロックに分かれて議論が始まると、参加者は序盤から積極的に意見を出すとともに、他者の話にも真剣に耳を傾けている様子だった。
自校で実施している取組みとして「月に一度、他学年と交流する時間を設けることで、互いの理解度が高まっている」といった例も示された。対策は校内にとどまらず、登下校時のマナー改善の取組みが学校の信頼度を深め、生徒同士の連帯感につながることで、いじめ防止になるといった意見も出ていた。
8月19日に横浜シンポジア(中区)で開かれる全体会議「横浜子ども会議」に参加する代表者も決定した。代表に決まった豊田中学校2年、富田紗彩さん(13)は「横浜全体で人権について考え、生徒が日々充実して過ごせるように努めたい」、また同じく代表の戸塚中学校3年、和泉百香さん(14)は「(本日は)いろいろな意見を聞いたので、良いところを発表して、(自身の)学校にも生かし、いじめをなくしたい」と話していた。
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4月18日