現在、土砂災害に関する問い合わせが戸塚区内で急増。台風の時季であることに加え、8月に広島市で発生した土砂災害の影響によるものとみられる。区総務課では、警戒区域や避難所の確認を呼びかけている。
区総務課には「自分の家の地域は土砂災害の警戒区域に指定されているのか」「どのくらい雨が降ると危険なのか」などの問い合わせが増えているという。警戒区域とは、2001年に施行された「土砂災害防止法」に基づき、「急傾斜地の崩壊(がけ崩れ)」で被害を受けるおそれのある区域のこと。神奈川県では06年以降に各地での調査を経て、指定・公表している。
区内は281区域
戸塚区内で10年以内に発生した土砂災害は合計7件。区内の警戒区域には、南舞岡・舞岡町・吉田町・矢部町以北の地域と汲沢2丁目が対象の「北部」で171区域、それ以外の地域が対象の「南部」で110区域、合計281区域が指定されている。指定区域は、「土砂災害ハザードマップ」の北部版・南部版の2つにまとめられている。神奈川県建築局のホームページでは、指定区域の詳細も閲覧できる。
警戒区域と避難所、防災情報などが確認できる土砂災害ハザードマップは、区総務課窓口で配布されているほか、県建築局のホームページで閲覧・ダウンロードが可能。同課では「今一度、ご自身で警戒区域や避難所の確認を」と呼びかけている。横浜市では避難勧告などが発令されると市ホームページで表示しているほか、防災情報を電子メールで配信するサービスも実施している。
土砂災害警戒区域に関する問い合わせは、神奈川県横浜川崎治水事務所(【電話】045・411・2500)、マップの配布・避難・防災などに関しては、区総務課(【電話】045・866・8305)へ。
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