神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
戸塚区版 公開:2014年9月25日 エリアトップへ

横浜市中期計画案 「水素自動車」普及盛り込む 目標は「4年で50台」

公開:2014年9月25日

  • LINE
  • hatena
FCV車を紹介するイベントは市内各所で行われている
FCV車を紹介するイベントは市内各所で行われている

 この程公表された2014年度から2017年度までの「横浜市中期4か年計画」(素案)の中で示された施策の一つとして「水素自動車の普及」が掲げられた。市のエネルギー政策の中で、水素エネルギーを用いた取り組みが盛り込まれるのは初めて。

 二酸化炭素を排出しない低公害車として環境面でも注目される「水素自動車」について、横浜市は早くから着目。水素エネルギーで走行する燃料電池自動車(FCV)を2004年に首都圏の自治体として初めて導入。将来的な普及を見据え、市民へのPRや検証データの蓄積を行ってきた。

国の政策と連動

 2012年まで継続されたこの検証期間中、水素を用いた発電システム「エネファーム」(家庭用燃料電池)の急速な普及などもあり民間レベルでの技術開発が加速。同時に2004年当時は1台1億円ともいわれたFCVの価格が最近では700万円程度にまで引き下げられ、今年度中には一般販売も予定されるなど実用へ向けた動きも本格化。国も2013年度のエネルギー基本計画の中で活用推進を明言。「水素」が、エネルギー政策における重要な位置付けとなっている。

 こうした背景を踏まえ市では、行政を運営する上で基軸となる「中期4か年計画(素案)」の中で「横浜の経済的発展とエネルギー循環都市の実現」に向けた戦略の一つとして掲げた「再生可能エネルギー等の導入促進」の個別計画として「水素エネルギーの活用」について初めて言及。電気自動車(EV)よりも低公害とされるFCVの普及に努め、現時点では素案ながら「4か年での燃料電池自動車の市内普及50台を目指す」と明示している。さらに燃料を補給するガソリンスタンドに相当する「水素ステーション」についても、整備・活用可能な遊休地を民間業者に紹介するなど、インフラ整備を側面からサポートする方針。「今後は家庭用燃料電池の普及促進も含め、技術開発の動向を踏まえつつ様々な分野における水素エネルギーの活用を検討していきたい」(市担当者)としている。

戸塚区・泉区版のトップニュース最新6

新区長に近藤氏

戸塚区

新区長に近藤氏

本紙に区政の展望語る

4月18日

新町名「ゆめが丘」誕生

泉区

新町名「ゆめが丘」誕生

大規模再開発が契機

4月18日

母校・明学の応援歌制作

スカパラ・茂木欣一さん

母校・明学の応援歌制作

戸塚で学生とお披露目

4月11日

開校式で新たな一歩

いずみ野小学校

開校式で新たな一歩

「学校の良さ2倍に」

4月11日

開通に喜びの声

不動坂交差点歩道橋

開通に喜びの声

関係者が「渡り初め」

4月4日

精神障害サッカーで全国へ

飛田秀樹さん(泉区岡津町)

精神障害サッカーで全国へ

「喜び分かち合いたい」

4月4日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

  • 2月8日0:00更新

戸塚区・泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

戸塚区・泉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook