(PR)
新春医療インタビュー 高齢者のアンチエイジングとは? ばんどうクリニック 板東邦秋院長に聞く
昨年7月、日本人男性の平均寿命が初めて80歳を超えたと発表された。日本は男女とも高い水準を維持している一方で、健康寿命との差は男性で約9年、女性は約12年の開きがある。
2025年には団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になり、進行する少子化で担い手も少なくなる。超高齢社会を前に、健康長寿を獲得するアンチエイジングについて、日本アンチエイジング学会専門医の板東邦秋院長に話を聞いた。
―平均寿命と健康寿命に約10年の差が見られます
「日常生活に制限のない期間とされる健康寿命ですが、この差分は要介護になることを意味しています。健康寿命の阻害要因は、主に認知症・メタボリックシンドローム(生活習慣病)・ロコモティブシンドロームの3つが挙げられます。生活習慣病は自覚症状がないまま体の中で血管を傷つけて心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすため、沈黙の殺し屋と呼ばれています」
―日常生活で気をつけておきたいことは
「要介護の原因として脳卒中が有名ですが、実は、第一位は運動器の障害(ロコモ)です。継続的な運動のほか、筋力低下や女性に特に多い骨粗鬆症(こつそしょうしょう)には、カルシウムの摂取にヨーグルトが有効です。すべての疾患ではストレスも大きな原因なので、いいことだけを綴る1行日記や、よく笑うことも大切です」
―クリニック内で取り組んでいることはありますか
「予防の秘訣をまとめた短冊を配布しています。生きがいを見つけること、日本人は糖質や炭水化物の取り過ぎが肥満に繋がっているため、節ごはんで青魚の摂取を呼びかけています」
同クリニックでは、アンチエイジング医療の検査や改善のため、食事・運動などの指導を実施している。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
4月18日