戸塚アンダーパスの開通に伴い、戸塚大踏切が3月25日に閉鎖される。「開かずの踏切」と呼ばれ、戸塚の「名所」でもあった戸塚大踏切や周辺の記憶を区内事業者らの有志が「戸塚踏切新聞」としてまとめ、閉鎖の同日、第1号を創刊する。
ピーク時には1時間のうち、57分間も遮断される交通の難所だった戸塚大踏切。清源院入口交差点から矢部団地入口交差点までの戸塚アンダーパス(都市計画道路柏尾戸塚線)開通により、交通の不便さが解消されると喜びの声がある一方で、戸塚の「名所」のひとつが無くなることに対しての寂しさを感じている人もいる。その名所の記憶を形として残そうと立ち上げられたのが、戸塚踏切新聞制作委員会(成田智信委員長)だ。
メンバーは、戸塚区内で長年事業所を営む経営者や街の変遷を見届けてきた区民有志ら十数人。「(戸塚駅の)東西を結ぶ新しい街づくりを考え、街の活性化と地域力の向上の旗印となる新聞に」と、現在制作を進めている。
イベントで販売
新聞はタブロイド判のカラー16ページ。大踏切ができた当初の写真や周辺に住む人々の思い出などで歴史を振り返り、区内の産業や散歩コースなども紹介する予定という。1部100円で発行部数は3万部。創刊日の25日は、協賛者らに向けて配布され、一般向けには、周辺の商店会らが3月29日(日)大踏切東側で開催予定の「とつか宿こんぴら市」(午前11時〜午後3時)で販売される。区内書店での販売についても交渉を進めているという。
発行に関する詳細は、踏切をモチーフにしたロゴ入りのポスターを今後、区内に掲示するほか、ホームページ(http://totsukafumikiri.jimdo.com/)で周知していく。販売場所は決まり次第、随時更新される予定。次号以降の発行は未定という。
問い合わせは同制作委員会事務所【携帯電話】080・5182・3479へ。
|
<PR>
戸塚区・泉区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|