戸塚区役所8階の屋上水田で、今年も児童による米づくりが始まった――。
市立戸塚小学校5年生約170人の児童が6月10日、区役所にある約50平方メートルの水田で田植えを行った=写真。同小5年生による同水田での米づくりは3年連続3回目。児童らは鹿島建設(株)社員の指導で順番に田植えを体験した。
「超楽しい」と、役割を終え仲間のもとに戻ってきた男児は「土に穴を空けるのが気持ちよかった」と興奮気味に話した。また「田植えは初めて。簡単そうに見えたけど、穴を空けるのが硬かった。でもうまくできた」と満足そうに話す女児もいた。
真剣に作業に精を出す児童を見守っていた教諭は「自分たちが食べるものは、皆の力で作られることを学んでくれたのでは」と目を細めていた。
日々の水田管理を行うのは横浜市環境創造局南部農政事務所。所長の浦野寛充さんは「子どもたちには、田植えを通して食べ物のありがたみを感じてもらえれば」と話した。
今後児童らは、水田周辺の生き物観察や稲刈り(10月)、収穫したお米を使った餅つき(12月)などを行う予定となっている。
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