「たのしいパン屋さん」の歌を作詞しCDを制作した 渡部 照夫さん 戸塚町在住 64歳
「くよくよせず、街を元気に」
○…「パン屋さんの多くは店内が静かな印象。もっと明るく元気でもいいのではないか」。そんな発想から、「もっと地域のパン屋さんが盛り上がれば」という思いを込めて作詞し、CDを制作した。「まだ出来たてほやほや。今後はいろいろなパン屋さんで曲をかけてもらえれば、今よりさらに楽しくなるのでは」と微笑む。きっかけは、過去に長男が東京でこだわりのパン屋を開いており、それを応援する気持ちだった。作詞する上でこだわった点は、「ブーランジェリー」というパン屋を意味するフランス語を挿入した事。子どもたちが歌いやすいようにリズミカルにし、擬音語を数多く入れた事だと胸を張る。
○…福島県出身。18歳の頃に横浜の建築関連の企業に就職したが10年経った頃に倒産。そこで培ったノウハウを武器に独立を決意した。現在、第一線を退くもその会社を見守る。「こういった雨が多い時は忙しくてね」と染みついた仕事人の顔を見せる。3人の子は独立し、現在は妻と2人暮らし。今は4歳の孫が1人だが、もうすぐ2人の祖父になる予定も。孫の話になると自然に表情が緩むが、「当事者ではないので遠くから見守るしかないけれど」とポツリ。
○…幼いころは「野山を駈け巡っていた」と遠くを見つめる。「アケビをとって食べ、釣りをした」という活発な幼少時代を過ごす。作詞する時のアイディアの源泉となるのは、この頃の体験が多いそう。趣味は音楽と触れ合い、時に歌うこと。地域の歌の大会で優勝し、賞品を獲得した思い出も。好きな言葉は「人間万事塞翁が馬」。「失敗と思った事が成功に繫がることもある。くよくよしない」ときっぱり。
○…戸塚に住んで44年。この街をもっと有名に、そして元気にしたいと願ってやまない。「今後はお祭りや行事などの歌を作る事で、この街の発展に貢献する事が出来れば」。今後の展望を語る目は輝いていた。
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4月18日