地域の活動団体・組織と社会福祉法人がネットワークを構築し、相互協力により地域課題の解決を目指す連絡会が7月10日に発足した。初回連絡会には戸塚区内に事業所を置く約10の社会福祉法人等から約20人が参加し、各法人が抱える課題や、その解決策について議論を交わした。
厚生労働省より、社会福祉法人の積極的な地域貢献活動への関わりが示されたこと等を背景に発足したのは「社会福祉法人と地域つながる連絡会」。地域団体等とのつながりにより、相互の利点を生かした取組みや、社会福祉法人同士の協働・連携により制度の狭間の課題に対して「点」ではなく、ネットワークによる「面」で対応することなどが期待される。
発起人は社会福祉法人松緑会・特別養護老人ホーム松みどりホームの小倉徹施設長。連絡会の立上げには、高齢・保育・障害などの活動分野を超えたネットワークを構築することにより「ワンストップで(地域の)ニーズに応えることができる。さまざまな相談に対応できるよう、この連絡会を活用して協議・検討したい」との思いが込められていた。
連絡会は、参加者が3つのグループに分かれて進行した。各事業所で実施している地域貢献事例の紹介、現状・課題の共有に続いて、その解決案についても議論を交わした。
例えば【1】地域との顔の見える関係づくりに対しては「施設開放を進める」【2】施設の役割等の周知に対しては「ホームページや広報紙を活用する」――といった意見があがっていた。
発起人の小倉さんは「(参加者の)お互いのやる気が伝わる良いスタートになった。地域の方々に『ここに社会福祉法人があって良かった』と思ってもらえるような戸塚区にするとともに、他区の参考になるような活動になれば」と連絡会の発展に期待を込めた。
第2回の連絡会は10月ころ。今回提示された課題等の解決に向け、参加者がともに学べるプログラムも用意される予定。
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