第39回文部科学大臣杯全国高校囲碁選手権大会女子個人戦の決勝戦が7月27日、日本棋院で行われ、神奈川代表、品濃町在住の谷麻衣子さん(湘南白百合学園3年)が2年ぶり2度目の優勝を果たした。昨年は準優勝。今年、見事頂点に返り咲いた。
「優勝できるとは思ってはいませんでした。ベスト8を目標にしていたので嬉しかったです」と率直な感想を口にする谷さん。全国高校囲碁選手権では3年連続決勝に進出しており、一昨年に続く2度目の優勝。4年前には姉の結衣子さんも優勝しており、姉妹での優勝としても話題になった。
今回の大会は「高校最後の大会で緊張感はありましたが担任の先生や応援に来てくれた神奈川県囲碁界の友人、家族の存在が気持ちを楽にしてくれました」と、対局に臨む当時の胸の内を明かした。
女子の個人戦には全国から都道府県大会を勝ち抜いてきた50人が参加し、8人が決勝トーナメントに進んだ。
人気漫画の影響もあり、5歳のときに囲碁の世界に足を踏み入れた。姉の結衣子さんが囲碁を始めたのも同じ時期。教室や碁会所で腕を磨き、小学5年生から全国大会に出場するようになったという。上手くいかない時期や周囲の期待からのプレッシャーを乗り越えて初の全国制覇を成し遂げてから2年。再び全国の頂点を勝ち取った。今大会を「姉に続き、3年間県代表として全国大会に出場できた事を嬉しく思います」と振り返った。
現在の目標は、志望大学の合格。「大学生になったら囲碁を通してボランティア活動をしてみたいです」と先を見据えた。
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