第33回第一生命全国小学生テニス選手権大会の決勝が7月30日に相娯園総合グラウンド(東京都)テニスコートで行われ、女子シングルスの部で第1シードの松田絵理香さん(横浜市立東品濃小学校6年)がストレート勝ちし、優勝した。5月に行われた全国選抜ジュニアテニス選手権大会に続く2冠を達成した。
「ジュニア選手権でタイトルを取っていたので気持ちを楽にして大会に向き合えた。絶対にタイトルを欲しいという気持ちで挑んだ」。今大会に臨む意気込みを、そう話した通り、トーナメント5戦を全てストレート勝ちし優勝に花を添えた。決勝では一時雨により、試合が中断する場面もあったが、その時間を利用し体を休め、頭をフル回転させて作戦を立てた。これは以前、中断した試合に負けてしまった教訓から学んだそう。「カギとなった試合は初戦。緊張するので」。また、準決勝は序盤に相手にリードされ、緊張して弱気になった場面もあった。「相手のコートにボールを入れるだけという悪循環の時間帯があった。そこで試合展開を冷静に分析し、ショットを打ち分け相手の打ちづらいボールを打ち、ゲームを取らせないようにした」。相手にリードされながらも冷静に分析し、試合の流れを引き寄せ、ゲームをコントロールしたという。
周囲への感謝の気持ち
テニスを始めたきっかけは4歳の頃「お兄ちゃんがテニススクールに通っていて自身もやりたくなった」こと。学校での好きな科目は算数。計算が楽しいのも「テニスの反復練習と計算問題をたくさん解くところが似ているから」と、やはりテニスの話につながる。
将来の夢は「プロになり、世界ナンバーワンのテニスプレーヤーになること」。そのために意識しているのは「まずは、怪我をしないよう、ストレッチをする事」と話す。また、今後は守りのテニスだけでなく、守りの中でも攻めに転じるようなテニスをしていきたいとさらなる飛躍を誓う。
2冠を達成した今、地域に対しては「これからもテニスを一生懸命やり、プロを目指して頑張るので応援よろしくお願いします」と真剣な眼差しで話し、「ここまで来れたのは、今まで指導してくれたコーチのおかげ」と周囲への感謝をの気持ちを表現した。
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