平成27年度戸塚区医療救護隊初動参集訓練が10月13日、舞岡地区センターで行われた。医療救護隊は医師、薬剤師、看護職、区職員で構成され、区内で震度6弱以上の地震が起きた場合、災害に対応できる医療体制を整えるため編成される。今回の訓練は地震が発生した際に、指定された場所に区医療救護隊が集合でき、円滑な初動対応をできるようになることが目的。訓練では、同日正午に区内で震度6弱の地震が発生したことを想定し、登録された隊員らが、災害時に拠点となる舞岡地区センターの会議室に集まった。薬剤師は備蓄医薬品も持参し、到着後中身の確認が行われた。無線での情報伝達訓練も行われ有事を想定した総合的な訓練となった。
訓練終了後には、戸塚区医師会会長、戸塚区薬剤師会会長、アドバイザーから全体に対する講評があり、参加した隊員らも感想を述べた。「有事の際、集合自体が危ぶまれるのではないか」「実際に医薬品を持ってきてみたが、重い。徒歩での持参は困難」など今後の課題が挙げられた。
震災中の病気やけがに対応する医療機関(病院・診療所)と薬局は、発災時に開所していることを示す、のぼり旗を掲げる。翌日14日には、区内で一斉に旗の掲出訓練も実施され、該当機関の軒先には黄色や赤の旗が揺れた。
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