11月21日に環境美化活動を行った汲沢地区社会福祉協議会の会長を務める 本田 馨さん 汲沢町在住 68歳
先を見据え、誠実に
○…「まわりに目をやると綺麗にしていかなきゃいけないところはたくさんある。利己主義ではだめ。まずは環境活動の第一歩」と今回まさかりが淵市民の森で行った環境美化活動について熱く語る。汲沢地区社会福祉協議会の事務局長を6年間務め、今年から会長となった。会長就任にあたっては「汲沢地区社会福祉協議会として新しいことにトライしていかなきゃいけない」と思いを新たにしたそう。77歳以上の人を対象とした園芸などを楽しむイベント「敬老の集い」を行うほかに、健康・医療講演会を医療機関などの協力で開催している。
○…福島県で8人兄弟の末っ子として生まれ育ち、小学校4年生の時に東京へ。福島では「山や川をかけまわっていた」。そして東京へ引っ越してからは「仲間と一緒にわんぱくしたよ」とつい昨日のことのように話す。中学生になり、陸上の短距離競技や、ハードル競技に汗を流すも高校1年生で腰を痛め引退を余儀なくされた。
○…趣味は映画観賞、読書、釣り。中でも南伊豆や、小田原などでよくしている磯釣りの話には自然と熱が入る。「狙いはメジナやイシダイ」。イシダイはなかなか釣れないそうで、「釣るのに餌代や道具代などで30万はかかるなんていうしね」といいつつ、どこか楽しそう。好きな言葉は着眼大局と誠実。「やっぱり人間はいつも誠実でないとなあ」
○…会長となって「責任の重みは変わってきたと感じる」と思いを吐露。しかし「やることは事務局長として現場で行ってきたことと変わらない」と心強い。「人のためになることは自分のためにもなる。これがボランティアの精神」と地域活動に携わる意義を強調する。「仕事を辞め、社会を卒業した人たちをどう引き込むかがこの先の課題でもある」と先を見据えつつ、目指す活動は今の活動で充足されているか模索する。「時代の要請を見ながらね」と俯瞰する。
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4月18日