とつかハートプランのマスコット「こころん」
地域の団体・組織により策定作業が進められている第３期とつかハートプラン（戸塚区地域福祉保健計画）の素案に対する意見募集に、２３６通・２４８件の意見が寄せられた。意見の趣旨を踏まえ計画素案が修正されたほか、戸塚区では４月上旬を目途にホームページでも集まった声を紹介する予定。
とつかハートプランは、誰もが安心して心豊かに暮らすことのできる地域社会の実現を基本理念とした計画。区民や団体、事業者、行政等がともに考え、実行するための計画で、区計画と地区別計画に分かれている。策定・推進委員会（常盤欣二座長）には区の連合町内会自治会連絡会や社会福祉協議会、小・中学校長らが名を連ねている。
意見募集が行われた期間は２０１５年12月６日〜16年１月６日。計３１００部の素案冊子・概要版が戸塚区役所やフレンズ戸塚、地域ケアプラザ等で配布されたほか、区ホームページにも内容が掲載された。
寄せられた２３６通・２４８件の意見は、はがきや専用シート、メール、口頭など。多くは、募集期間中に開催されたイベント会場などで来場者に呼びかけ、ふせんに記してもらった内容だったものの、区担当者によると「『難しい、ややこしい』との印象もある同計画に対する意見数としてはかなり多いのでは」。
データや事例を追記
高齢化に関する記述部分に要介護認定者数データの記載を望む意見に対しては、第２章「人口・世帯動向からみた区民特性」に要介護認定者の状況について追記した。また、福祉の取組みについて、小学生の活動事例の追加を望む声に対しては、小学生の赤い羽根共同募金への協力を呼びかけている様子を掲載するなどの修正を加えた。
ふせんによる意見で多かったのが、街の将来像への希望や地域とともに歩む姿勢。同計画に共感する声が目立ったという。区担当者は「皆さんの声を反映させたとつかハートプランの計画自体を知ってもらい、日々の行動に生かしていただけたら」と話している。
とつかハートプランは、２月初旬に地区別計画がまとめられ、３月末に全体計画が策定される予定。
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