「震災後の自粛ムードの中で、音楽の役割ってなんだろう」―。戸塚区で行っている地元商店の応援を、福島でも復興支援として、今まで実行してきたkaho*さん。除染作業が進む中、町おこしに力を入れる福島県田村郡小野町の観光大使を2014年10月から務めている。「小野町に歌いに行くと、被災地を応援しにいったつもりでも、元気をもらって帰ってきている」と気付かされているという。
震災後の東北との関わりは、所属音楽事務所が行ったイベント「ふくしまへおくる〜皆で送る想いを虹に〜」がきっかけ。イベント内で来場者から募ったメッセージを福島県郡山市の避難所へ届けた。その一つの街との縁が県内の他の街ともつながり、次第に夏祭りや文化祭などに呼ばれるように。
「横浜でやってきた『音楽で街を盛り上げる』が福島でもできているのかも」と実感し始めた。そんな時出演した小野町のイベントで、知り合った商工会青年部からご当地グルメのテーマソング制作依頼を受けた。「苦しいこともあるはずなのに、ラフに楽しみながら復興している小野町の人たちの姿から、ポップで面白い曲を目指した」。今年1月も、同町の成人式で行ったコンサートで歌ってきたばかり。「耳に残る曲で、街の手助けができれば」と歌で応援し続けていく。
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