1972年創業の和菓子店と、今年3月にオープンした洋菓子店による「和洋折衷」のプリンが誕生した。
製作したのは戸塚町の洋菓子店「カフェ パティスリー バーKIKUZO―(キクゾー)」。隣に立地する和菓子店「御菓子司 叶秀山庵」に呼びかけて実現した。ともすれば「ライバル店舗」だったかもしれない両店は、コラボにより和洋を尊重しあうような商品づくりを実現した。
◇ ◇ ◇
商品名は「和三盆プリン」。キャラメルソースを使わず、四国地方で伝統的に作られている砂糖「阿波和三盆糖」を使用した。
「和の素材にこだわって作った」と話すのは、「KIKUZO―」の店主・菊池章弘さん=写真中央。試作する中で「餡子(あんこ)がどうしても欲しい」と思い、秀山庵へ話を持ちかけたという。「秀山庵さんには長い間培われてきた技がある。手作りでしか出せない味を尊重した」と菊池さん。秀山庵の坂下寿美子さん=写真右=も「和菓子を作り続けてきたが、うちの餡子がこんなにおいしい洋菓子になるなんて思わなかった」と話す。
実は開店前から「秀山庵ファン」だった菊池さん。通っていた店の隣に開店したのは、「たまたま空き店舗があったから」だという。坂下さんは「お隣で洋菓子店を開くと聞いて驚いたけれど、いい方が来てくれてよかった」と笑顔で話す。同商品は「KIKUZO―」で販売中。410円(税込)。
|
<PR>
戸塚区・泉区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>