さくらプラザホールでドラマーとして山口県の和太鼓集団と共演する トシ・タカガキさん 戸塚町在住 55歳
音楽を芯に、マルチに
○…「叩けるものなら何でも」と、楽器やジャンルにとらわれず、音楽活動を続けてきた。そんな表現の一つとして、8月末に行われる山口県の和太鼓集団山城組【空】の戸塚公演に、一人ドラマーとして参加する。「『目立つ』とプレッシャーもかけられているけれど楽しみ」と破顔する。
○…音楽と歩む人生は幼児期にオルガン教室に通ったことから始まったという。小学校ではピアノ、中学校ではトランペットも習ったが、部活で助っ人としてドラムを始めたことから、打楽器の虜に。武道館で行われたカーペンターズのライブを最前席で観て「音楽を仕事にしたい」と目覚めたという。短大卒業後、世間はバンドブームに突入。職人気質を自覚していたこともあり、音楽制作やミュージカルの裏方業務に就いた。やがて自分も舞台に立ちたいという思いから、北海道から四国に赴き、小学校公演を行う日々に。
○…ひと段落し「音楽と安定して付き合うにはどうしたらいいか」と自問するように。カラオケブームが到来する中、演奏情報をデジタルに記録する「打ち込み」の再現性の高さに心酔した。真面目な性格で、一つの作業に集中し続けることが苦では無かったことも相まって、10年間ほぼ休みなしで突っ走った。「音楽のよろず屋」の自負がある。
○…現在は、3年前から妻と組んでいるバンド「+wind」の活動や、イベントの企画を行っているが、その一つにはエフエム戸塚でのパーソナリティーも。まず半年のつもりで始めたが7年目に差し掛かる。「やりきったという思いもあるけれど、まだ続けられるなら、新しくやりたいことも見出せそう」とのこと。地域ラジオと関わったことで、約50年暮らしてきた戸塚のことを強く意識するようになったそう。地元で自分にできることを考えた結果、今後は「3世代コンサート」を開きたいのだとか。「自分の中の変化を楽しみながら、地域に恩返しできれば」
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4月18日