第50回目の区民大会を開催する、戸塚区ボウリング協会理事長の 松芳 敏江さん 吉田町在住 69歳
やっぱりボウリングが好き
○…毎年2回のペースで開催する区民ボウリング大会が、50回の節目を迎えた。区内のボウリング愛好家や協会の会員にとって、区民大会は「練習の成果を発表する場所」であり「同窓会みたいなもの」という。「80代の方も楽しみにするイベントなので、これからも長く続けていきたい」
○…ボウリングを始めたのは27歳の頃。自宅の近くにボウリング場が建ち、「子育ての息抜きに」という気持ちからだった。「結婚したのが19歳。それまで遊び方を全然知らなかったから、夢中になった」と振り返る。自分の指にあったマイボールを手に入れてからはさらに熱が入り、めきめきと上達。アマチュアの県代表に選出され全国各地を飛び回ったことや、試合でプロに勝ったことは良い思い出だ。ボウリングの魅力はずばり「奥深さ」。レーンの状態、指を抜くタイミング、回転の具合…様々な要素をクリアして初めて良い成績が出せる。「本当に難しい。だからこそやめられない」
○…60歳の頃に腰を痛め、翌年手術を受けた。「私からボウリングを取ったら何も残らない」と、ショックだった当時の心境を語る。そんな時、知人に勧められたのが「インストラクター」の道だった。現在は「基本を大切に」という信念を持ちながら、週に1〜2回のペースで教えている。たとえ自分が投げなくとも、学んできたノウハウを伝えることで、ボウリングを楽しむことができる。区や市の様々なボウリング団体で役職に就くのも「大変だけど、やっぱりボウリングが好きなので」とほほ笑む。
○…長く続ける理由は「ボウリング仲間がいるから」。娘より1歳下の仲間と買い物に出かけたり、17歳年上の仲間とコンサートを見に行ったりと、交流はボウリング場だけにとどまらない。今後の目標は「長く続けること」に尽きる。「同じ趣味の仲間っていいもの。ぜひ興味のある人には仲間になって欲しいです」と呼びかける。
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4月18日